台風15号が千葉県東部に与えた被害が甚大なようで、ニュースを見るたび暗澹としております。

 

こういう台風災害の後は、我々看板業界も被災看板の緊急撤去補修や保険提出用の見積もり作成、それに伴う現場調査など、本当にバタバタ致します。

で、今回思い出すのが。

 

大体大雑把に、熊本が大きな被害を受ける、有明海を北上して福岡や長崎でゆっくり北東に進路を変える形式の台風というのは、5年から10年に一度程度やってくるものでして。

そのたびに看板の撤去新設や補修のご依頼を受けるのですが、順番にやっていかなければなりませんので、かなりお待ちいただく場合があるのです。

その間に「ほかに頼みますのでいいです」とご連絡を受けることもあり、心苦しいことがあるのですが。

 

数年後、看板の台風復旧を他に頼まれた方が、「一度見に来てほしい」と仰ったことがありました。

中に仕込んであるはずの蛍光灯がつかなくなっていると。

見に行ったら、「これ本当に本職が作ったの?」というような作りでして(安全性でも内容的にも)。

 

お話をよく聞くと、県外の業者が「すぐにできます」といって訪問営業してきたので頼んだと。

で、その時その業者に電話すると「県外なので修理は対応できない」とか、「看板は専門ではないのでわからない」とか言われたとおっしゃってました。

 

まあそこまでの業者はほんの一部なのでしょうけど、台風災害の後は看板だけではなく、瓦や屋根などの修理での質の良くない業者も出てくるとよく聞きます。

 

そして、看板をちゃんと生業としている者は、県内外関係なく、そういう対応はできないはずです。

皆さんそうでしょう。

とはいえ、その後のメンテナンスなども考えると、地元の業者、地元で長くやっている業者の方が安心なのではないでしょうか。

 

そんなことを考えておりました。

考え方はそれぞれですが、皆様お気を付けくださいませ。

 

千葉の方々は生活インフラの復旧も今からでしょうし、本当に大変だと思います。

そして、本日書いたような事案は、少し落ち着いた時に出てくる印象があります。

 

少しでも早い復旧をお祈りいたします。

 

看板のことなら熊本のヤヒロ広告社

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