看板製作に当たり、デザインを当社が作成し、お客様のイメージとすり合わせていく過程があります。
そういうお話の際に、目立たせることを優先させるか、イメージを優先させるか。という話になります。
これが結構難しい。
目立たせることを「誘目性を高める」と言ったりしますが、目立たせるだけであれば、一番いい組み合わせの色があります。
それは「黄色の下地に黒の文字」
または、「赤色の下地に白の文字」
です。
勘の良い方であれば、もうお気づきかもしれませんが。
これが赤の下地に白の組み合わせ。
これが、黄色の下地に黒の組み合わせです。
「禁止標識」と「注意標識」は、物の性質上、誘目性の高い(目立ちやすく目につきやすい)色の組み合わせで構成してあるのですね。
とまれ!や進入禁止、動物に注意。が目立たない色では困ります。
それなら看板は目立たせることが第一だから、何でもこの色の組み合わせで作ればいいじゃないか!
と思われがちですが、そうとも言えないのですね。
例えば、色についたイメージ。というものがあります。
赤。というとどんなイメージでしょうか。
ネットで拾ってみますと、
愛、革命、興奮、怒り、燃える、炎、女性、イチゴ、情熱。などなど。
こういうイメージが、会社や業態とそぐわない。という事もあります。
具体的には、病院の看板に大きく赤をあしらう事は、「血」をイメージすることから避けることが多いです。
(赤十字もありますが)
逆に、「赤提灯」から連想されるように、飲食店などは行動を活発化させるイメージの赤を使用することがありますね。
このように、会社のイメージと誘目性の兼ね合いもあって、すり合わせが必要になってくるのですね。
単に目立てばいい。という訳でもないのです。
目につかないレベルだとまた、意味がないのですけれども。
この辺も大事な作業になります。
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