屋外広告士試験、合格への近道

看板のこと

以前に屋外広告士試験に合格しました。という記事を書いたのですが。

屋外広告士試験の合格体験談と勉強法

今回は、勉強法について少し詳しく書いてみようと思います。

まず必要なものは

参考書籍のご案内|屋外広告士試験

ここにある、「屋外広告士試験問題集」。

これは絶対に必要です。

屋外広告士試験もご多分に漏れず、「過去問を何度も解く」というのが試験合格への近道となります。

過去問自体はネットで検索すれば見つかるし解けるのですが、この試験問題集には「解説」が載っています。この解説を読んで、わからない問題は覚えるのが大事です。

ネットで検索できるものは、回答のみしか載っていない事が多いので、不正解だった問題をしっかり理解するのが難しいんですよね。

同じページに載っている「屋外広告の知識」は、問題集ではなく参考書のようなものです。問題集のように絶対に必要。というわけでもありません。

私は一応全部買いましたが、デザイン編については、そこまで必要なかったかなー。という気がします。ただ、私は2級カラーコーディネーターは持ってますので、そのへんの色などの知識は多少あったから。と言う面はあると思います。

一番参考になったのは設計・施工編ですね。これはひょっとすると、試験問題集の解説だけでは理解できないところもあるかもしれませんし。

ただ3冊とも、今後屋外広告業界で働いていくのであれば、持っていて損のない本ですね。

全部買っても1万円足らずですし、資格試験にかける費用としては想定内だと思います。

HPは、杉並の看板屋シミズ工芸 さんのものを参考にしました。

個々の問題を詳しく解説してありますので、問題がわからないときは見てみると良いと思いますよ。

あとはひたすら、過去4年分(試験問題集に載っているのが四年分)を解いていきました。おそらく4周ぐらいはできたと思います。法令9割、デザインほぼ10割、設計・施工が8割5分ぐらいだったかな。

当日実際に問題を見ると、「これは同じ問題だな」とか、「似たような問題で聞き方を変えてるだけだな」とか言うのがありましたので、それだけでも落ち着くことができます。

勉強は7月から、平日はできるときに一時間、週末はどちらかで二時間ほど。テスト直前の日曜日は1日中勉強していましたが、トータルだとどうかなあ、100時間は勉強できてないと思います。

実技はデザインか設計・施工を選択しますが、私はまぎれの少なそうな設計・施工をチョイス。構造計算の方法などは、学科の設計・施工の問題でも出てきますので、こちらをひたすら解きました。

試験日の昼休みも、昼食はすき家でさっさとすませ、ひたすら構造計算の様式をノートに書いて覚えていました。

当日の問題は、一柱の建植式看板ですが、角柱ではなく丸柱。

そして、過去問では形式的に計算していた、根本にかかる荷重の計算で、これまでのやり方で選択した支柱の太さだと、荷重がオーバーしてしまう。という少しトリッキーな問題でした(盤面が大きいため)。

しかし、直前まで構造計算を繰り返し行っていたため「これは荷重がオーバーしているので、一つ太い支柱材を選ばなければいけない」ということに気づけました。繰り返してなければ、「計算が間違っているんじゃないか?」と揺らいだかもしれないので。

必要にかられての受験でしたが、無事屋外広告士試験に合格。熊本県以外の自治体でも、屋外広告物安全点検を行い、屋外広告物の管理者になれる。ということになりました。

勉強法としては

・過去問をひたすら回す。理解できないものは回答の解説を読む。それでもわからないとき、辞書的に「屋外広告の知識」を引く。

・設計・施工にせよ、デザインにせよ、実際一通り書く練習をしておいたほうがいい。仕事だと殆どの場合パソコンを使うので。ぶっつけ本番だとなかなかうまく書けない。

・構造計算の計算式はひたすら繰り返して覚えよう

という、原始的なものになります。短期間でもいいので、時間を作って頑張ろう。

看板屋さんやってれば常識。と言う問題は結構少ないので、しっかり勉強しとかないと通らないです。

ただ、勉強していれば確実に通る試験でもあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました