最近「看板の撤去」について、お問い合わせが多くなっておりますので。

新たにまとめてみます。

 

看板の撤去。

といいましても、色々な種類があります。

 

◯看板の白地復旧

看板面 撤去 白地復旧

これは、看板を白地にしてそのまま残す形式。

白地復旧と言ったりします。

 

看板撤去・白地復旧工事

 

よく賃貸の物件で見られる形式になります。

移転や廃業などでその物件を出る場合、家主さんによってはあとに入る店子さんのために、「その看板は残しておいていいよ」ということもあります。

その場合、店の営業が続いているかのような表示をしておくのは良くない。ということで、板面を白く潰すわけですね。

 

塗装でやることもありますが、当社の場合は白のシートを上貼りすることが多いです。

その後看板を店子さんが使用する際に、シートのほうが使いやすいからですね。

 

◯カッティングシート文字の除去

カッティングシート文字剥ぎ

窓ガラスに施工してあるカッティングシート文字や、インクジェット出力品を撤去することもあります。

こちらは、スクレーパーという刃物でシートを剥いで、アルコールなどで拭き上げて清掃するまでがセットになります。

 

窓ガラス清掃

こんな感じで糊を取り、拭き上げます。

 

だいたいシートの貼ってある面積に費用が比例します。

自分でやってみる。というお客様もおられますが、古く劣化したベタのシートをはぐのは、まあなかなか難儀ですね。

 

◯建植看板の切断撤去

老朽化看板

このように、柱建ての看板は、柱の部分から撤去する場合が多いですね。

こちらの場合は切断撤去と言いまして、地表部分からコンクリートを少し掘り下げた上で、鉄柱を切断いたします。

 

看板撤去後の処理

そして、このように埋め戻してコンクリートで穴を塞ぎます。

地中に埋まっていた部分の支柱は、地中に残ったままになる形となります。

こちらの方が、後で上げる「全撤去」よりも撤去費用は安価になります。

 

◯建植看板の全撤去

看板全撤去に伴うコンクリートはつり

こちらは全撤去となります。

地表面で切断するのではなく、地中に埋まっている柱も全て撤去する形になります。

コンクリート部分を砕いて壊し、クレーンで看板を引き抜いていきます。

 

全撤去した建植看板

このように、埋設されている支柱から全て引き抜きます。

コンクリートも可能な限り除去します。

 

看板全撤去後の穴埋め戻し

そして、こちらもこのように埋め戻して完了となります。

労力が余計にかかりますので、だいたい目安としては部分撤去の2倍ほど、全撤去にはかかります。

 

土地が自社物件であれば切断撤去で差し支えないと思いますが、賃借地に看板を設置している場合は、地主さんが全撤去を求めることも多いですね。

まずは看板を白地復旧で残していいか、不可の場合は切断撤去でも構わないか。

そのあたりは、不動産業者さんや地主さんと交渉されてみることをおすすめいたします。

 

◯壁面サイン撤去

壁面に設置してあるサインを撤去する場合には、壁面の高さや看板の大きさなどによって費用が変わってきます。

当社では看板の撤去やビス穴をシリコンで埋めるなどの簡易補修までを行っております。

 

経年でこのように、跡が残ることはあります。

その場合の塗装は別途料金となります。

 

また、看板を設置する際に打設したシリコンも、極力取るようにはしておりますが、壁面に凹凸が多い場合などは全て取れないこともあるのでご了承ください。

 

◯産業廃棄物処分

撤去して処分する看板は、もちろん適当に捨てるわけには行きません。

鉄骨部分やアルミ複合板部分などを解体して分別し、産廃業者さんに処分を依頼いたします。

 

処分にも費用がかかりますし、解体作業にも手間がかかります。

そのため、産廃処分費用も申し受けております。

(撤去のみ当社で処分はお客様がされる場合はお教えください)

 

以上、今回は看板の撤去と産廃処分についてでした。

期限を区切って撤去しなければいけない場合は、早めにご相談くださいね。

 

看板のことなら熊本のヤヒロ広告社

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