看板の安全点検について、過去に何度かご説明しております。

こちらの記事では→ 看板の管理責任 について書いております。

そしてこちらの記事では→ 看板の定期点検 について書いております。

 

詳細につきましては上記記事を読んでいただけるとわかりやすいのですが、要約しますと

・看板設置後の管理責任は、 看板の所有者 にある

・看板の所有者は、看板を安全に保つ責任がある

 

という事になるかと思います。

 

2015年、札幌市で看板が落下して、通行客の方に重体となるけがを負わせる事故があったのですが

 

その時の記事はこちら

 

この看板は設置して30年経つのに、一度も看板の点検を行っていなかったとの報道があります。

そして、

 

判決は、店の実質的な責任者の加藤副店長が事故の約2時間前、通行人の通報で店の前の歩道上に金属部品が落ちていると知ったことを重視。当日はかなり強い風が吹いていたことや部品が落ちていた場所などから、「部品が看板を含む建物から落下してきたもので、さらに部品が落下するおそれがあることを認識できた」と認定した。その上で、コーンなどを置いて歩行者に注意喚起をしていれば、事故を回避できたと結論づけた。

 

としています。

看板の所有者に管理責任があるとした判例になります。

 

看板は、基本的に設置された直後から劣化が始まります。他の製造物もそうだと思いますが。

木製の看板だと経年劣化でどうしても朽ちますし、丈夫な鉄骨もどうしても錆びます。

それはどうしても避けられない事なんですね。

 

そのため、看板の安全点検を設置後15年までは3年に一度、その後は一年ごとに行うことを定めた、国交省の条例製作ガイドラインが出されております。

 

それを看板の所有者から看板業者に点検を依頼して頂くことで、看板に関する事故を減らしていこうとする取り組みになります。

 

当社でも、今後高所に設置した看板や、建植式で劣化したら倒壊する恐れのある看板につきましては、当社制作分はお客様への注意喚起を行っていく方針です。

 

当社で製作設置した看板ではなくても、看板の定期点検につきましては承っておりますので、ご相談くださいませ。

特に、本日梅雨明けして、台風シーズンが近づく前に。

一度、お客様の会社の看板を見直してみてくださいね。

危ない場合は、撤去工事、看板補修工事などのご提案もできますので、まずはご相談くださいませ。

 

看板のことなら熊本のヤヒロ広告社

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